ドライブ・アングリー3D

アメリカ合衆国はコロラド州、50ある州のうちに8番目に面積が広いこの州には南北に連なるロッキー山脈が一番の目玉でしょう。何となくテーマソングが流れそうな雰囲気になりそうですが、今回紹介する内容とは少し違いますので、今回は割愛させていただきます。今日はこのコロラド州を舞台にした映画作品について紹介していきましょう!!

まずは2011年に公開され、日本でも同年8月6日に公開された『ドライブ・アングラー3D』について紹介していきます!!主演はチョイ悪親父・・・・・・古いでしょうか? ならダンディズムなおじ様ハリウッドスターのニコラス・ケイジ主演の作品となっています。3D映画であり、そしてアクションということですので、対応メガネをしていればブンブン出てくるような感覚が味わえるということです。ではまず始めに、作品のあらすじについて紹介していきましょう!!

あらすじ

駆ると教団によって愛する家族を奪われたジョン・ミルトンは、復讐を誓って怒りのハンドルを握っていた。偶然であった勝気なウェイトレス、パイパーを巻き込みながら、次々と立ちはだかる今日手を蹴散らしつつ暴走を止めようとはしなかった。しかし彼もまた、FBIを名乗る謎の追跡者から追われているのであった。やがてガソリンと火薬のにおいが立ちこめる攻防は、アメリカ南部の乾いた空気の中で極限にまでヒートアップしてしまう。急がなければ、次の満月までに殺された娘の赤ん坊が悪魔崇拝の生贄として捧げられてしまうのだった。果たしてこのカーチェイスの結末は、ミルトンは無事に赤ん坊を取り戻せることは出来るのか。

作品について

簡単なあらすじを紹介しましたが、詳しく、そして簡潔に物語の核心を貫いてしまいましょう、既に公開も終わっていますのでネタバレ全開で書いていきます。ニコラス・ケイジ扮するジョン・ミルトンなのですが、実は既に死んでいるんです。つまりは魂だけの存在であり、そして分かりやすく言えば幽霊ということです。幸せに暮らしていた娘が殺された挙句に、孫娘が生贄にされそうになっていることを知ったミルトンは、地獄から抜け出して孫を助け出すために現世に舞い戻ったアウトローヒーローとの事ですが、アウトローなんて言葉に収まらないと思うのは私だけでしょうか?

なんにせよ、復活したニコラスはひょんなことから巻き込んだ勝気な少女パイパーと共に教団の組織へと向かっていくというのですが、まぁ定番といえば定番でしょうね。さらにミルトンを追跡するFBIを名乗る男は、車が車道から外れて転落してもかすり傷で済み、どこか超人的な様子でミルトンをあっという間に追い詰めていきますが、彼にも秘密があったのです。実はFBIを名乗る男、地獄から脱走したミルトンを連れ戻しに来た死神さんだったんです。だからどんなことはあっても死なないということですね。カルト教団を追いかけながら死神との攻防を繰り広げる中、遂にはカルト教団を壊滅にまで追い込む。追い込めますよね、人間ではないんですし、超人というより神様と悪魔もどきの存在が最後には手を組んでしまったのなら、最後には誰も勝てないのは当然のことでしょうね。無事にミルトンは孫娘を取り戻し、パイパーに託すと、死神と共に、地獄へと向かう車に乗り込むのだった。

ジャンル的にはカーアクション映画ということですが、そうとは思えないですよね、こういう話だと。車やアクションシーンなどには大変定評があるようで高い評価を貰っています。ニコラスはこれ以前にも若干ストーリーは違ってきますが、ゴーストライダーでも少し似ている役柄で主演していますが、それよりもアクションが爽快で見ているだけで楽しめるという声も聞きます。最後のシーンに関してはゴーストライダーさながらに、車が火に包まれながらカルト教団本部に特攻するシーンまさにゴーストライダーだな! と思わせてくれます。

また主演のニコラスさんも相当の車好きということですので、役柄としても楽しんでいたのではないでしょうか。ただ車に対しての扱いが極端にひどいので、車好きには少し批判を受けそうですが、私にはそこまで車に対しての愛着みたいなものは欠片もないので、クラシックカーが燃えていようが何の感情も浮かんできません。これがこういう車種を好んでいる人にとっては燃やされたり、大破すればそれだけ寒気ものなんでしょう。

ただ個人的にお勧めなのが、ニコラスを連れ戻そうとしている死神の存在もインパクトが強いでしょう。死神役を演じている『ウィリアム・フィクトナー』が絶妙なポジションで物語りに関わっていくのが、実は一番の見所なのではないでしょうか?例えば自己紹介をするとき、素性を問われたので懐からコインを投げると、受け取ったときにはFBIの手帳に変わっていて、自分はFBIの捜査官だとドヤ顔で名乗るシーンがある。どういうことでしょうか?何でコインが投げただけで手帳に変化して、自分は怪しいものではないという風貌がどこかとぼけた感じでいい味を出している。こちらも基本的に不死身なのでどんなことがあっても死にません。元々ミルトンを連れ戻すためだけに現世に来たので、彼を捕まえること以外には何ら興味はなかったが、彼の目的が済めばおとなしく地獄へ帰るのではないのかということに思い当たった死神は、最後の方ではカルト教団を潰すために共闘までします。いい立ち回りにいますね、時に悪者、時に協力者として振舞うので良いとこ取りだったのではないでしょうか。映画の評価はさておき、内容としては中々楽しめる作品になっているというのではないでしょうか。日本語吹き替え版ではニコラスさんの声を当てている『大塚明夫』さんが良い声出して、格好良い渋い中年親父を演じているのでそういう点でも見ものですから、良ければ是非とも見てみてください!!

キャスト

ジョン・ミルトン

演:ニコラス・ケイジ

日本語吹き替え:大塚明夫

パイパー

演:アンバー・ハード

日本語吹き替え:渡辺明乃

監察官

演:ウィリアム・フィクナー

日本語吹き替え:横島亘

ヨナ・キング

演:ビリー・バーク

日本語吹き替え:岩田安宣

ウェブスター

演:デヴィッド・モース

スタッフ

監督

パトリック・ルシエ

脚本

トッド・ファーマー

パトリック・ルシエ

製作

マイケル・デ・ルカ

レネ・ベッソン

製作総指揮

アダム・フィールズ

ジョー・ガッタ

アヴィ・ラーナー

ダニー・ディムボート

トレヴァー・ショート

ボアズ・デヴィッドソン

ジョン・トンプソン

音楽

マイケル・ワンドマッチャー

撮影

ブライアン・ピアソン

編集

パトリック・ルシエ

デヴィン・C・ルシエ

ニコラス・ケイジについて

車好きと書きましたが、彼の車好きというのは筋金入りのようでなんとフェラーリ現行車種を全て所有しているといいます。その中には限定品も含まれ、中にはイランのモハンマド・レザー・パフラヴィー元国王が所有していたランボルギーニを所有していたこともあるといいます。つまり、この作品でニコラスが車を楽しそうに運転しているのも、こういった趣味が反映されているということだ。確かに劇中では役になりきっているものの、どこか素の顔を思わせるようなドライブシーンは彼の素顔なのかもしれない。確かに自分の趣味が完全に仕事で生かせるという事になれば、楽しいことはないだろう。ただ劇中では車が大破したり、燃え上がっているシーンもあるのだろうが、そういうところも含めて楽しかったのは分からない。むしろ自分が好きな物が燃えてしまうのも見るのも辛いと思うが、そこはやはり自分の所有物かどうかということになるのかもしれない。

他にも彼が多趣味であることであることは有名な話だが、そんなこともありかなりの浪費家としても知られている。一時期な財政難になるまで陥るほど、彼が自らの趣味にお金を書けることに余念がないことが伺えるが、やはり程度はわきまえたほうがいいのだろう。ハリウッドスターということで、映画出演料も想定15億円とも言われているが、高額な買い物を繰り返していてはいつかは枯渇するのも当然ということだ。何事も限度が大事だということ、著名な俳優といってもやはりお金の前ではどこか成り下がった人間味溢れる一人の男性であるというところを感じるあたり、それも彼の魅力なのかもしれない。

ニコラス・ケイジの代表作

ではでは、そんな仕事でも、プライベートでも一流ハリウッドスターニコラス・ケイジがこれまで出演してきた作品を紹介していこう。

  • 日本公開年順(未公開のものは製作年)、主演を太字で示す。
公開年 邦題
原題
役名 備考
1982 初体験/リッジモント・ハイ
Fast Times at Ridgemont High
ブラッドの友人 映画デビュー作
ニコラス・コッポラ名義
1983 ヴァレー・ガール(アップタウン・ガール)
Valley Girl
ランディ 日本未公開
1984 月を追いかけて
Racing with the Moon
ニッキー 日本未公開
ランブルフィッシュ
Rumble Fish
スモーキー
1985 ボーイ・イン・ブルー
The Boy in Blue
ネド 日本未公開
コットンクラブ
The Cotton Club
ヴィンセント
バーディ
Birdy
アル
1987 ペギー・スーの結婚
Peggy Sue Got Married
チャーリー
1988 月の輝く夜に
Moonstruck
ロニー ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート
赤ちゃん泥棒
Raising Arizona
H・I・マクダノー
ハートにびんびん火をつけて
Never on Tuesday
赤いスポーツカーの男
1990 バンパイア・キッス
Vampire's Kiss
ピーター インディペンデント・スピリット賞主演男優賞ノミネート
アパッチ
Wings of the Apache(Fire Birds)
ジェイク
1991 ワイルド・アット・ハート
Wild at Heart
セーラー
ザンダリーという女
Zandalee
ジョニー
エネミー・ウォー
Time to Kill
エンリコ 日本未公開
1993 ハネムーン・イン・ベガス
Honeymoon in Vegas
ジャック ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート
レッドロック/裏切りの銃弾
Red Rock West
マイケル
プロフェッショナル
Deadfall
エディ 日本未公開
アモス&アンドリュー
Amos & Andrew
アモス
1994 あなたに降る夢
It Could Happen to You
チャーリー
不機嫌な赤いバラ
Guarding Tess
ダグ
1995 パラダイスの逃亡者
Trapped in Paradise
ビル
死の接吻
Kiss of Death
リトル・ジュニア・ブラウン
1996 リービング・ラスベガス
Leaving Las Vegas
ベン・サンダーソン アカデミー主演男優賞受賞
ザ・ロック
The Rock
スタンリー・グッドスピード博士
1997 コン・エアー
Con Air
キャメロン・ポー
1998 フェイス/オフ
Face/Off
キャスター・トロイ
シティ・オブ・エンジェル
City of Angels
セス
1999 スネーク・アイズ
Snake Eyes
リック
8mm
8mm
トム
2000 救命士
Bringing Out the Dead
フランク・ピアース
60セカンズ
Gone in Sixty Seconds
メンフィス・レインズ
2001 天使のくれた時間
The Family Man
ジャック・キャンベル
クリスマス・キャロル
Christmas Carol: The Movie
ジェイコブ 日本未公開
声の出演
コレリ大尉のマンドリン
Captain Corelli's Mandolin
コレリ大尉
2002 ウインドトーカーズ
Windtalkers
ジョー・エンダーズ
2003 アダプテーション
Adaptation
チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン アカデミー主演男優賞ノミネート
マッチスティック・メン
Matchstick Men
ロイ
2004 SONNY ソニー
Sonny
アシッド・イエロー 監督・製作
2005 ナショナル・トレジャー
National Treasure
ベン・ゲイツ
ニコラス・ケイジのウェザーマン
The Weather Man
デイヴィッド 日本未公開
ロード・オブ・ウォー
Lord of War
ユーリ・オルロフ 製作
2006 アントブリー
The Ant Bully
ゾック 声の出演
ワールド・トレード・センター
World trade center
ジョン・マクローリン
ウィッカーマン
The Wicker Man
エドワード・メイラス 製作
ラジー賞ワースト主演男優賞ノミネート
2007 ゴーストライダー
Ghost Rider
ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダー
グラインドハウス フェイク予告編『ナチ親衛隊の狼女』
Grindhouse
フー・マンチュー
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
National Treasure: Book Of Secrets
ベン・ゲイツ
NEXT -ネクスト-
Next
クリス・ジョンソン 製作
2008 バンコック・デンジャラス
Bangkok Dangerous
ジョー 製作
2009 ノウイング
Knowing
ジョン・ケストラー
ATOM
Astro Boy
テンマ博士 声の出演
スパイアニマル・Gフォース
G-Force
スペックルズ 声の出演
バッド・ルーテナント
Bad Lieutenant: Port of Call New Orleans
テレンス・マクドノー刑事
2010 魔法使いの弟子
The Sorcerer's Apprentice
バルサザール・ブレイク
キック・アス
Kick-Ass
デイモン・マクレディ(ビッグ・ダディ)
2011 デビルクエスト
Season of the Witch
ベイメン
ドライブ・アングリー3D
Drive Angry 3D
ジョン・ミルトン
ブレイクアウト
Trespass
カイル・ミラー
2012 ゴーストライダー2
Ghost Rider: Spirit of Vengeance
ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダー
ハングリー・ラビット
Seeking Justice
ウィル・ジェラード
ゲットバック
Stolen
ウィル・モンゴメリー

主な受賞

アカデミー賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
ゴールデングローブ賞
1996年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
全米映画批評家協会賞
1996年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
ニューヨーク映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
ボストン映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
シカゴ映画批評家協会賞
1995年度 主演男優賞 『リービング・ラスベガス』
MTVムービー・アワード
1997年度 コンビ賞 『ザ・ロック』(ショーン・コネリーと共に)
1998年度 コンビ賞 『フェイス/オフ』(ジョン・トラヴォルタと共に)